顧客視点は、すぐ抜け落ちる
顧客視点は、すぐ抜け落ちる
なんらかのビジネスを行っている方ならば、「顧客視点で考えろ」という言葉を、何度も聞いたことがあると思います。
この「顧客視点」で考えることほど、わかっているけど、できないことは、ないのではないでしょうか。
例えば、こんな発言は要注意です。
「このサービスは売れる」
「安くしときますので、買ってください」
「この商品、誰に売ろうか」
「この性能は他にはないのです」
「この素晴らしい商品の開発に成功しました」
もしかしたら「なぜ?」と思われるかもしれません。
残念ながら、このような言葉を発した瞬間は、
「顧客視点」がすっぽり抜けています。
ひとつずつ見てきましょう。
>「このサービスは売れる」
いいかえると、「このサービスは(俺は)売れる(と思う)」です。
>「安くしときますので、買ってください」
安いからなにがよいのでしょう? そして、安ければいいのでしょうか?
>「この商品、誰に売ろうか」
商品を売られた顧客はどうなるか考えていますか?
>「この性能は他にはないのです」
その製品は、顧客にとって、どうよいのでしょう?
>「この素晴らしい商品の開発に成功しました」
そうですか。それが顧客にどう関係ありますか?
耳が痛い方もいらっしゃると思います。
正直、わたしも耳が痛いです。
では、なぜ「顧客視点」が抜けガチになるのか、見ていきたいと思います。
続きます。