強みは弱み、弱みは強み

強みは弱み、弱みは強み

 いよいよ今年も終わりがみえてきました。

今日からは、スモールビジネスのオーナー様へ、年内中にお役立ちできるようなことを、書いていきたいと思います。

特に、新年になったら、

・新しい取り組みをしていこう

・新しい目標をたてよう

・新しい事業・サービスを開始しよう

とされる方向けに書いていきます。

 

「強みは弱み、弱みは強み」

わたしのマーケティングの先生から教わった言葉です。

今日はこの言葉を拡大解釈して、ビジネスに応用していきます。

 

#ヘビートラストはスモールビジネスを応援していますので、ここでは便宜上、大小あれば小の味方、強弱あれば弱の味方として意見します。ただし、立場が逆でも同じです。

 

まず、メモ帳やノートに、ご自分のビジネスにおいて、「○○がない」という言葉を、縦に並べて書き出してみてください。

○○だけでよいです。

 

人材(がない)、人脈、機材、特許、時間、資金、技術、実績、経験、信頼、顧客、ファン、情報、ノウハウ、イノベーション・・・なんでもよいです。

 

そして、今後は別な紙に、あなたの思う競合(今日は顧客のアタマの中のことは忘れて、あなたが思う競合でOKです)が持っているもの、「●●がある」について、書き出してみてください。

 

さて、こうやって出尽くしたものが、恐らくはあなたのビジネスの劣等コンプレックスです。

ただし、これは事実ではなく、あなたが勝手に思い込んでいること、あなたが解釈して意味づけしていることである可能性が大いにあります。

 

では、ここで連想ゲームをしましょう。

あなたのビジネスの「○○がない」で、競合の「●●がある」に勝つ方法を100個

あげてください。

 

自分に「○○がない」ということは、ポジティブな意味で「△△もない」といえます。

そしてポジティブな「△△もない」ということは、ポジティブな「□□がある」ということになります。

 

例えば、「頼れる人材がいない」ということは、ポジティブな意味で「無駄にお伺いを立てなければならない相手もない」といえます。

そして、ポジティブな意味で「無駄にお伺いを立てなければならない相手もない」ということは、ポジティブな「意思決定を即座に行うことができる」ということがいえます。

 

同様に、競合に「●●がある」ということは、ネガティブな意味で「▲▲もある」といえます。

そしてネガティブな「▲▲もある」ということは、ネガティブな「■■がない」ということになります。

 

例えば、「取引先がいっぱいある」ということは、ネガティブな意味で「取引先にとっての不利益や禁じ手もいっぱいある」といえます。

そして、ネガティブな意味で「取引先にとっての不利益もいっぱいある」ということは、ネガティブな「仁義に反する意思決定をする自由がない」ということがいえます。

 

 

実は、競合は「●●がある」ということに対して、それに伴って持つことになるものには、本心では困り果てています。

もしくは別な「●●がある」ということは、ハッタリで、実は競合自身はそんなものはないと思っています。

そして競合は、あなたが持っていないと思っている「○○がない」状態を渇望していることもあります。

 

競合の強みは弱みを含んでいます。自分の弱みは強みを含んでいます。

 

なにも強みをそのまま使えばいいのでは? と思われるかもしれません。

しかし、弱みを強みに変えるのは、とても大チャンスです。

 

確かに既存の強みを使った方が、勝利し易いでしょう。

でもそれは想像の範囲でしかないでしょう。

 

反対に弱みを強みに変えられたとき、そこにブレイクスルーが潜んでいる可能性があります。

一気にあなたのビジネスを飛躍させるカギです。

 

あなたが思いこんでいる自分の弱みを使って、勝利のカギをみつけましょう。

 

続きます。

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