売上のシンプルな上げ方①
売上のシンプルな上げ方①
引き続き、スモールビジネスのオーナー様へ、年内中にお役立ちできるようなことを、書いていきたいと思います。
昨日は、客数を増やすことについて話をしました。
今日は、そもそも客数を増やすのはなぜか、という問いから入りたいと思います。
結論からいうと、そもそも客数を増やしたいのは、売上を上げたいからだと思いますが、いかがでしょうか?
さて、ここで極めて重要なのですが、売上を上げるという目的に対して、客数を増やすというのは方法のひとつでしかありません。
よくいわれる、売上 = ①客数 × ②客単価 を分解すると・・・
①客数 = A既存顧客 + B新規顧客 - C流出顧客
②客単価 = D一点あたり単価 × E購買点数 × F購買頻度
になります。
こうすると分かりますが、昨日のハナシは、①客数のことについて書いたものでした。
本日は②客単価のハナシです。
昨日の流出顧客を止めろと同様に、スモールビジネスでよくありがちなことで、これをするだけで売上アップという方法があります。
答えは、E購買点数 です。
ようするに単品商品・サービスのみを提供しているというケースです。
なにも多角経営しろという話ではなくて、ハンバーガーと一緒にポテトやドリンクを薦めるように、あなたの主力商品やサービスに付帯させる商品やサービスを付けられないか考えてみましょう。
すでにやっている、という方は、他にも“目新しい”なにかをつけられないか検討してみましょう。
これは冒険をすることなく、確実に、“客単価を増やす”方法です。
あなたが、もし現在、なにも関連商品を売っていないのだとしたら、これは大きなチャンスが眠っています。
確率で考えましょう。
仮に既存商品が1,000円だとします。その半額の500円の追加商品を用意します。
ご一緒にいかがですか?と進めて、5人に1人が追加商品を買ったとしましょう。
これであなたの売上が10%UPします。
客数を10%増やすことと比べてみてください。
商品を10%値上げすることと比べてみてください。
ただし、そんなことは知っている、と思われるかもしれません。
あなたが、「知っているけれど、やっていない」のには、きっと理由があります。
実は、そのブロックを外すことがビジネスを飛躍させるカギであったりもします。
あなたの、そして、あなたの業界の、「常識の外」に出て、知っていることをやってください。
続きます。