売上を1.5倍にするちょっとした工夫
売上を1.5倍にするちょっとした工夫
明けましておめでとうございます。
1月3日の朝です。いかがお過ごしでしょうか?
今日も、ご覧になっていただき、ありがとうございます。
昨日は、マルチファクトリアルな結果ではなく、コントロールでき行動にフォーカスしてみては、と書きました。
例に出したのが、売上1億という結果はコントロールできませんが、
FAXDMを10万通送るという行動はコントロールできます、ということでした。
もちろん、あなたにとってハッピーなのは、
この売上1億という結果が、コントロールできなさが、
良い方向に振れることだと思います。
つまり、予想以上に売れちゃった状態です。
実は、これを実現するのが、戦術の工夫です。
思い出していただきたいのが、戦術は戦略に従います。
戦略→戦術です。
戦略面でのミスは、戦術では取り返せません。
こう書くと、戦術よりも戦略が大切、と思われがちですが、
戦略と並んで戦術も極めて大切です。
見て行きましょう。
昨日の例では、法人向けにFAXDMを送付すると、
0.5%の反応があり、その0.5%に営業することで、最終的には0.1%は成約できる
という前提がありました。
FAXDM送付10万通>DM反応500件(0.5%)>営業成約100件(20%)、という減衰です。
もし、このFAXDMを工夫することで、反応率を0.1%上昇させることができたとしたら?
FAXDM送付10万通>DM反応600件(0.6%)>営業成約120件(20%)、と結果が変わります。
もし、セールストークを工夫することで、営業成果を5%上昇させることができたとしたら?
FAXDM送付10万通>DM反応500件(0.5%)>営業成約125件(25%)、と結果が変わります。
そして、もし、
FAXDMとセールストークのどちらも工夫することができたとしたら・・・
FAXDM送付10万通>DM反応600件(0.6%)>営業成約150件(25%)、と結果が変わります。
成約率が1.5倍になっています。
売上でみていきます。
昨日の例では、年間100万円の売上を生む商品・サービスを扱っているので、
売上目標が1億ならば、100個売ればよいという前提でした。
この前提を踏まえて、もしFAXDMの内容やセールトークといった戦術面での工夫で、
売れる数が150個になり、結果売上が1億5千万に増えるとしたら、
戦術を工夫しないという選択はありえないのではないでしょうか?
そして、この戦術面での工夫には、隠れたメリットがあり、
それは販管費が増えないということです。
FAXDMを1通送る単価は、文章の内容では変わりません。
また、営業マンの1時間の単価も、トーク内容では変わりません。
しかし、僅かな差が、大きな結果の違いを生みます。
もし、あなた自身でその工夫ができないのであれば、
プロのマーケターやセールスコピーライター、営業コーチなどを
雇うことも検討してみてください。
さて、あなたが上記の例に該当する経営者だったとして、
販管費を増やすことなく、追加で5千万の売上をもたらす
プロフェッショナルの力を借りるために、
費用対効果としてどれだけ投資できるでしょうか?
ビジネスの肝っ玉を試される問題だと思います。
続きます。