問題解決と客観視点

問題解決と客観視点

 

今日も、ご覧になっていただき、ありがとうございます。

 

昨日は、あなたのビジネスの不調に対して、あなたが下す診断は、最後の事象や目立った事象に囚われていないでしょうか? ということを書きました。

 

トヨタの「5回のなぜ」ではないですが、問題の根本的な解決には、根本的な原因に迫る必要があります。

これは極めて当事者にとっては苦手なものであります。

理由はいうまでもなく、常識や経験があるからです。

 

あなたが、外のビジネスをみたときに、“なんでこんな無駄なことしているの?”とか、“ここさえ、もうちょっと良くすれば”とか、思うことがあるかと思います。

同様に、あなたのビジネスも外部からみれば“なんでこんな無駄なことしているの?”とか、“ここさえ、もうちょっと良くすれば”とか、思われることがあるわけです。

そして、きっとわたしのビジネスも外部からみれば、“なんでこんな無駄なことしているの?”とか、“ここさえ、もうちょっと良くすれば”とか、思われることがあるわけです。

 

最後の藁の呪縛を抜け出し、問題の根本にたどり着くにはどのようにすればよいのでしょうか?

 

まず第一に、自分には客観視ができないという事実を、まず受け入れるということだと思います。

 

よく、「顧客視点を持て」という言葉がありますが、この言葉自体に誤りはありません。

しかし、あるビジネスオーナーが、自分のビジネスについて、顧客視点を持つことは、極めて難しいことです。

(今日は詳しくは省きます。詳細はコチラをご参照ください)

 

どれくらい難しいかというと、自分で、「自分の後頭部を目視する」くらいに難しいことです。

当然、「自分の後頭部を目視すること」であれば、“明らかに不可能”であるため、

鏡を2枚使ってみる、誰か別なひとに見てもらう、という対策が打てます。

 

同様に、「自分のビジネスに対しては顧客視点を持つ」ことが“できない”と認識できれば、

「では、その代わりにどうすればよいだろう?」と対策が打てるようになります。

 

例えば、「顧客視点を持つ」ならば、お客様の声に耳を傾けるとか、外部のプロの意見を求めるとかです。

例えば、「オペレーションのミスをなくす」ならば、そのオペレーション担当が、その作業を知らないひとに、説明する場を設けるとかです。これは、思いがけない評論を得られることでしょう。

 

そして、およその場合、システムの問題ですら、突き詰めていくとヒトの問題になります。

なぜなら、システムを作るのは、ヒトだからです。

 

そして、根本原因がヒトに近づけば近づくほど、ココロの問題と向き合うことになります。

 

続きます。

 

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