思考力の疲労度テスト2

昨日と関連して。

年度末、みなさまバタバタしていることと思います。

スティーブン・R・コヴィー博士の「七つの習慣」でいう
第一領域、第三領域(つまり緊急なこと)に追われて、
第二領域(緊急ではないが本当は重要なこと)に
なかなか手が付かない・・・。

特にスモールビジネスのオーナーは、
なんでも自分で行う必要があるので、
この悩みは多いと思います。

加えて、“忙しい”は悪循環を生みます。

人間ですから、処理速度を速めようとしても、
そうそうパソコンのように部品を替えれば
速くなるワケではありません。

むしろ、パソコンの例でいうならば、
忙しい状態は、たくさんアプリを立ち上げて、
砂時計がくるくる回っている状態です。
やればやるほど、遅くなります。

問題解決のスキルやインバスケット思考を身につけようにも、
一朝一夕で身に付くものでもありません。

重要事項から片付けろといわれても、
それをやっていて、いまの状態になっているんだ、
と叫びたいことでしょう。

その解決策は、正直、いろいろあります。
たとえば、無駄なことを止めるとか、
重要でないものをヒトに任せるとか。
です。
(そのためには外部の目線が要るのですが・・)

でも、今日は視点を替えて、
そもそも、バタバタの悪循環を広げず、
初期段階で潰すことについて話したいと思います。

大火事も、最初は小さな火でしかないように、
バタバタも、最初はちょっとの煩雑さです。

1カ月後が忙しくなるから、
いまのうちに・・・とは、
思っていても実行できないものです。

やはり、お尻にちょっと火が付くくらいでないと、
人間、なかなかやる気が湧きません。

しかし、認識のズレがあるので、
いざ火が付いて、やる気が湧いたときには、
尻尾も足もまる焼け(手遅れ)、
ということもしばしばです。

バタバタには必ず予兆があります。
しかし、予兆ですから、当事者には
見えていても気付けないから予兆なのです。
だからこそ、他の指標を使って可視化、
つまり、予兆に気付けるようにするのがおススメです。

例えば、わたしの場合なら、“読書量”が指標になります。
仕事の関係で、書籍から知識を吸収することは絶対的に必要です。

とはいえ、ときには、そもそも本を手に取るのが億劫になります。
そして、そんなときには、読むスピードも落ちます。
すると、ほぼ間違いなく時間差でバタバタがやってきます。

これを認識していれば、読書量が落ちると
「お、くるな?」と予兆を感じ、心構えができます。

この心構えが、結果的に、大家事に至らずボヤで済ませてくれます。

たとえば、それは、
朝の散歩だったり、道具の手入れだったり、トイレ掃除だったり
するかもしれません。

ただ、いろんなビジネスオーナーの意見を聞いていると、
だいたい第二領域(緊急ではないが本当は重要なこと)
をサボリ出す、というのが多いですね。

あなたなりのバタバタ予兆に気付く指標を見つけてみてください。

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