時代にあわせたDoneForYouのカタチ

もし、あなたが10年後もビジネスから安定して
収益を得たいのであれば、今日のハナシは重要です。

どんなスモールビジネスも、地域密着ビジネスも、
少なからず人口統計の影響を受けます。

―― 引用ここから ―――――――――

総務省が15日発表した2013年10月時点の推計人口によると、
数値を公表し始めた1950年以降、
15~64歳の生産年齢人口が32年ぶりに8千万人を割り込んだ。
一方で65歳以上の高齢者(老年人口)は過去最高の25.1%に達した。

日本経済新聞『生産年齢人口、32年ぶり8000万人割れ 総務省推計』
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK15012_V10C14A4000000/

―― 引用ここまで ―――――――――

このニュースを聞いて、あなたは、
チャンスと思うでしょうか?
それともピンチと思うでしょうか?

経営戦略の分析に、SWOT分析を使われる方、
もしくはSWOT使いのセンセイを雇っている方は、
“機会”と“脅威”と表現した方がわかりやすいでしょうか?

さて、当たり前のことですが、
「事実」は、「事実」です。
しかし、「事実」と「それをどう受け止めるか」は異なります。

誰がいったか忘れましたが、
「ピンチの裏には、それと同じ大きさのチャンスが隠れている」
という先人の言葉がありました。
(※あとで出典がわかったら修正しておきます)

つまり、この少子高齢化のニュースは、見方を変えれば、
すべてのビジネスにおいてチャンスの芽であります。

ビジネスを取り巻く環境は、
一瞬だって留まることはありません。
「川の流れのように」です。

あなたが道を歩いていたとします。
そこに、自動車が突っ込んできました。
どうしますか?

「危ない!」と思ったら、
フツーは、避けますよね。

なにも、身を硬直させて、
「我慢」をする必要はありません。

この当たり前な判断と行動を、
自分のビジネスで実行できる
ビジネスオーナーは意外と少ないものです。

「危ない、危ない!」
「このままではダメだ」
と思いながら、
「外部環境(景気とか)が良くなるまで我慢」
という判断です。

つまり、
「自動車の方が、避けてくれるかも」
という淡い期待ですね。

こう考えるのも結構ですけど、
確実にいえることは、
自分の命を、他所に預ける行為は
推奨できないということです。

“環境の変化にあわせて、自分の行動を変化させてください”
“環境の変化にあわせて、自分の行動を変化させてください”
“環境の変化にあわせて、自分の行動を変化させてください”

さもないと、
“時代の変化についていけなかった”
というお決まりの敗者の弁を残して、
市場から撤退することになります。

環境の変化にあわせるということは、
突き詰めれば、顧客の変化にあわせる、
ということです。

サービス業の本質はDoneForYouです。
つまり「あなたの代わりにやってあげる」です。

魚屋のビジネスとは、
「あなたが海に漁に出て、魚を釣ってくる代わりに、
 私たち(漁師~魚屋)が、魚を獲ってきました」
というビジネスです。

人口統計による顧客の変化は、
どんなDoneForYouのカタチを
求めるようになるでしょうか?

魚を例に出したので、
結構前ですが、イトーヨーカドーが、鮮魚の販売不振対策として、
お魚調理サービス(代わりに魚をさばいてあげるサービス)を
始めたところ、魚が売れるようになった、
というニュースがありました。

あなたが、いま提供している商品・サービスに、
ひと手間足してみる、
もしくは、
ひと手間引いてみる。

そのとき、お客様の「嬉しさ」はどう変わりますか?

執念をもって、探究し続けてください。
環境や顧客が常に変化し続けるということは、
市場の「隙間」は、いまこの瞬間も生まれているのです。

がんばりましょう!

\ 最新情報をチェック /