やるやる詐欺との決別
正直に申し上げます。
いま、私の手元には、やる(実行する)といって、
やっていないタスクの山があります。
・・・どうしよう。
こんな経験は、あなたにもあるのではないでしょうか?
まぁ人間は怠け者だ、といってしまってはそれまでなのですが、
今日は、この行動しない、できないについて
少しだけ考えてみたいと思います。
行動できないときは、パソコンのメモリ不足に似ていないでしょうか?
わたしは、そんな感じがしています。
パソコンに詳しくない方に、メモリ不足という表現を聞いても、
ピンと来ないと思います。
いっぱい“なにか”を詰め込み過ぎて、キャパシティ・オーバー、
と、言い換えてみます。
「いっぱい、いっぱい」のことです。
ただ、この“なにか”は、仕事だけとは限りませんし、
同じ仕事でも、状態によって、消費メモリ(心の負担?)が
異なる感じがします。
たとえば・・・
経験ある仕事と、はじめての仕事では、消費メモリ(心の負担?)は違いますよね。
たとえ、そのはじめての仕事が、2回目からは格段にラクだとしても。
これは、なにも仕事内容だけではなく、
はじめてのお客様、はじめての場所・会場、などでも同様だと思います。
あまり説明を重ねなくてもご理解いただけると思いますが・・・
行ったことのある場所で、お客様と打ち合わせの約束があるのと、
はじめての場所で、お客様と打ち合わせの約束があるのと、
明らかに、はじめての場所の方が、
電車に乗り間違えないか、とか、
迷子にならないか、とか、
遅刻しないか、とか、
トイレの場所はどこだ、とか、
いろいろと(無意識も含めて)考えてしまいますよね。
これが、余計なメモリ消費となって、
「いっぱい、いっぱい」を“陰で支えて”いる
のではないか、と思われるわけです。
こう考えるとですね、
慣れないことや、心労が重なることの積み重ねが
パフォーマンスの低下を招く、ということもいえますし、
はじめてのことに挑戦するには、
最初に大量のメモリを展開する必要があるので、
先にメモリを開放する必要がある、
ということもいえます。
(新しいチャレンジを行動しない言い訳の第1位は、
「いま、それをする余裕はない」ではないでしょうか?)
と、いうわけで、メモリを開放する(心から一旦、外に出す)
というのにフォーカスしてみるのがおススメです。
具体的には、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」と思ったら、
実際に「やらなきゃ」と思うことを、紙に書き出してみる、ことです。
・・・紙に書き出す余裕もないですか?
そのように余裕がないからこそ、紙に書き出すのです。
さて、私も紙に書き出してみることにします。
ではまた。