ワールドカップの敗者の弁から読むプロ根性

もう、どこもかしこもワールドカップなので、便乗しておきます。

前回王者のスペインが2連敗して、
早々にグループリーグ敗退が決まりました。

FIFA世界ランキングずっと1位ですから、
衝撃的な結末ともいえるでしょう。

私の後輩に病んでるサッカーマニアがいたので、
そういうマニアにいわせれば、順当だったりするのかも
しれません。
(まぁ、私にはよくわかりませんので)

スポーツはその試合に、点差という形で、
明確な決着がつきます。
その点、ビジネスよりよほどシビアです。

そして対戦相手があってのことですので、
絶好調のベストコンディション&ベストパフォーマンスでも負けることもあれば、
不調で反省材料だらけでも勝ちを拾うこともあります。

そんなスポーツの世界で生きている方の
メンタリティは、結構参考になるのではないかと思い、
これは、と思うものをシェアしたいと思います。

「このような重要な試合の結果が残念な形で終わってしまうということは往々にしてあること。しかし今は試合の分析はするのは難しい。少し時間を置く必要がある」

「もちろん落胆している。もちろん結果に到底満足することはできない。ただ言い訳を探すようなことはしたくない。私達は負け、実力は劣っていた。それ以上でも以下でもない」

ビセンテ・デル・ボスケ(スペイン代表監督)

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?141379-141379-fl

「この責任は、僕たちにある。僕たちにできるのは、チリを祝福するだけだ。彼らの方が良いチームだった」

イケル・カシージャス(スペイン代表GK)

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?141358-141358-fl

「言い訳をするのは負け犬の仕事だ。この結果に落胆しているすべてのスペイン人に対して謝りたい。しかし、これで終わりではない。僕はチームの皆を信頼している」

「今日チームは勝つことができなかった。それでも、これまでの数年間トップクラスであり続けたことは賞賛に値すると思う」

セルヒオ・ラモス(スペイン代表DF)

http://web.gekisaka.jp/news/detail/?141365-141365-fl

はい、いかがでしょうか。

「言い訳をせず、責任を引き受け、前を向く」

です。

以前、メンターから教わりましたが、
たとえば広告やプロモーションなどがコケることは、
よくあります。

そのとき、そのコケた事実に対して、
どういう言葉で語るのがよいでしょうか?

NG例は、「○○が・・・」という言葉を使うことです。
これでは、○○に対する責任を放棄する代わりに、
その○○に対するコントロールを失います。

残念ながら(?)、ビジネスオーナーは、
表向きのビジネスの責任を免れることはできません。

ただ、裏側では、どうでしょう?
もっと景気が・・、政府が・・、取引先が・・、
パートナーが・・、従業員が・・、家族が・・。

気持ちの上で、責任を擦り付けたい奴は
たくさんいます。

それをするのは勝手ですが、
責任を逃れた分だけ、コントロールも失います。

模範回答は「大失敗してしまいました」です。

これならば、失敗原因を分析して、次の成功に繋がります。

さて、わたしは今日も張り切って大失敗するとします。

ガンバレ日本!

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