「人手が足りない」のナゾ
昨日、IT関係にお勤めの友人とハナシをしていたのですが、
「人手が足りないというが、その人手はどこに流れたの?」
という話題が出ました。
人手不足といえば、ニュースや記事になるのは、
牛丼チェーンや、居酒屋チェーン、建設業、IT業などで
こういう言い方をすると語弊があるかもしれませんが、
3Kに該当するような仕事です。
かといって、○○業にヒトが流れているというような
ニュースはほとんど聞きません。
人手不足といわれる業界に、それまで従事していた方々は、
いまどのに流れたのでしょうか?
仮説1
ある特定業界に流れているがニュースにならない。
仮説2
業種業態に関わらず、全体的に薄く広く流れた。
仮説3
どこにも流れていない。3Kをするくらいなら働かない(学生など)。
仮説4
そもそも人手不足という情報自体が誇大プロパガンダ。
どなたか知っている方がいたら教えてください。
そんな感じで、一方的に流されてくる情報を、
健全に疑ってかかると、おかしなことに気づくこともあります。
以前、アカウンティングを習った際の先生から、
次のようなことを教わったのを思い出しましたので、
今日はご紹介したいと思います。
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技術やマニュアルを会得しようとするな。
何をどう考えるか(クリティカル思考)が大切。
“常識”を使え。
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あることが起こるならば、それと同時に起こることが、常識的にはあります。
たとえば人手ならば、ある業界で不足する→どこかに流れた とか、
たとえば消費税ならば、消費税があがる→商売的には消費が冷え込み歓迎しない にも拘らず、なぜ財界は消費増税を後押しするのか とか、
たとえばダイエット商品ならば、これで痩せるという決定版的な商品が出続けながら、
天然痘のように肥満の撲滅ができないのはなぜか とか。
怒られそうなので、これ以上はやめておきます。
無理やりマーケティング的なハナシにすり替えると・・・
マーケティングを考える上では、
見込み客の方が、どのような情報に晒されて、
どのような思い込みや印象を持っているか、
というのは、
真実よりも重要です。
“人の噂も七十五日”・・・
いつかは風化していくものではありますが、
あなたの会社・あなたの業界の “評判”は、
とても大切だと思います。