夏休みの宿題でマーケティングファネルを作る
「マーケティングファネル」
聞き慣れない単語かと思います。
ファネルとは漏斗(ろうと、じょうご)のことです。
逆三角形のラッパ型をしていて、一升瓶など口が細い容器へ、
液体などをこぼさずに注ぐための道具です。
このファネル(漏斗)を、イメージして、
見込み客を、顧客、リピート客、ファンへと
なるべくこぼさず注ぐためのマーケティングの設計を、
マーケティングファネルといいます。
たとえば、視覚的に分かりやすく例えてみると・・
資料請求1,000名
来店200名
契約5名
という感じです。
下に行けばいくほど(マーケティングが進むほど)、
数は少なくなっていきます。
もちろん、最終的な目標は、一番下により多くの
お客様を進めていくことですから、
やることは基本的には2つ。
上記例でいえば、
・資料請求の数を増やす
・来店、契約への減衰率を改善する
概念的には理解できるかとは思います。
ただ、どうやって考えていくのかはわかり難いです。
これは、資料請求、来店、契約という状態を、
ついつい“点”で考えてしまうためです。
そこでヒントになるのが、夏休みの宿題です。
小さいとき、夏休みの宿題の自由工作で、
ビー玉転がしのようなものを作った経験はないでしょうか。
一般的には、ピタゴラ的装置とか、ルーブ・ゴールドバーグ・マシンとかいうらしいですが、
要するに、ビー玉をぽとんと落とすと、次々に落ちていくアレです。
さて、では何故、ビー玉転がしがヒントになるかというと、
“ビー玉の通る道”を考えることになるからです。
スタート地点から中継のA地点まで、
A地点から、ゴールまで。
ちゃんとビー玉を次の地点まで届けるためには、
途中の経路で脱落がないか、“点”ではなく“線”で
チェックしていく必要があります。
図示すると、こんな感じです。
◎(ビー玉=見込み客)
__資料請求
/
|
___来店
契約__/
こうしてみると理解しやすいかと思いますが、
途中の道をしっかりしていないと、どれだけビー玉を転がしても
ゴールにはほとんど辿り着きません。
マーケティングの例にしてみれば、
減衰を防ぐ手立てをしていないと、
どれだけ広告費をかけて資料請求させても(見込み客を集めてみても)
最終的な契約というゴールには、なかなか辿り着かないということです。
ですから、肝心なのは、“途中の道”です。
さて、今年の夏休みの宿題に、
あなたのビジネスのマーケティングファネルを
工作してみては、いかがでしょうか?