夏休みの宿題でマーケティングファネルを作る3

さらに昨日の続きです。

マーケティングファネルを設計するにあたって、
“ゴールから逆算して、スタート地点まで引く”
というハナシをしました。

では、スタート地点とは、なんでしょうか?
これは、あなたが行うプロモーション活動の全てです。

DMを送る、チラシをまく、展示会に出展する、
異業種交流会で名刺交換する、Webサイトを作る、
SNSをやる、飛び込み営業をする、テレアポする、
などなど、これらすべてはプロモーション活動です。

このひとつひとつに対して、ゴールから道(プロセス)を
引いていきます。

ファネル(漏斗)にたとえられますが、
むしろ、竹ぼうきを逆さまにしたものをイメージした方が
分かりやすいかもしれませんね。
“穂先”の方が上、“柄”の方が下です。

“穂先”がプロモーションのひとつひとつ。
プロモーションが進むに従って、
最終的には“柄”のように1本道になります。

こういうハナシをすると、
「面倒くさそう」と思われるかもしれませんが、
実際には、それほど面倒でもありません。

なぜならマーケティングのツールと、
使い方は、ほぼ確立されているからです。

例えば、野菜の切り方で喩えるならば、
薄切り、輪切り、半月切り、いちょう切り、みじん切り、細切り、
せん切り、短冊切り、拍子木切り、乱切り、ぶつ切りといった感じで、
ある程度の切り方にパターンがありますし、
野菜が決まれば、使う切り方も自ずと限定されます。

これと似た感じで、たとえば見込み客集めに使うのは、
これ、これ、これで、その使い方は、これ、これ、これで、
といった感じで、マーケティングに使う道具と使い方も
ある程度限定されてきます。

1個1個のツールは基本に忠実に使います。
工夫をするところは、その組み合わせです。

たとえば・・・
最近お騒がせな通信教育の業界ですが、
あの手の通信教育ビジネスが見ず知らずの方宛に
DMを送って行っているのは、
無料のお試し教材(DVD等)をリクエストさせることです。

極めて基本に忠実なツールの使い方ですし、
それで、上手くいっています。
なにも、奇策を練ってDMを使って、
営業マンの訪問アポを取る必要はありません。

で、お試し教材を請求した方へは、
次のマーケティングステップが待っています。
とりあえずの一カ月受講かもしれません。

そうである場合、送るDVDの内容も、送った際に同封するレターの内容も、
送っても申込がなかった方へのその後のフォローレターも、
次の1カ月受講の申し込みという次のゴールに向かって
道を引っ張っていく作りになります。

おっと、やっぱり面倒くさそうですか?

とはいえ、ビジネスオーナーならば、
すでに頭のなかのイメージにあるモノを、
紙に書くだけです。

紙に書けば、補強したい点や、改善したい点もみえてきます。
つまり、課題が見つかります。
あとは、それに取り組むだけです。

なにより、紙に書き出すだけで、あなたの頭のなかが整理されます。
お盆の時期も頭の片隅にビジネスのことがあるでしょうから、
ふとした時間に、肩のチカラを抜いて、まずは現状分析の意味での
マーケティングファネルを書いてみてください。
お勧めです。

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