起業するなら早い方がよい

ちょっと番外編になります。

いつも書いている記事は、読者の対象をビジネスオーナーに向けています。
ただ、実際には、起業前の方も読まれているようです。
ですので、今日だけは起業前の方向けに記事を書いてみたいと思います。

結論からいうと、ずばりタイトルの通り
「起業するなら早い方がよい」です。

あれこれ説明するまでもないとは思います。
ヒトは、自らが任命したモノ(者)に成ります。

よくセルフイメージの説明で挙げられるように、
「自分はプロだと思った瞬間にプロになる」
とまでは言いません。

しかし、「プロになる」と誓った瞬間から、
「プロになるため」の行動(情報収集も含め)を
するようになりますし、
「プロになった」と思った瞬間から、
「プロとしての」行動をするようになります。

例えば、私の低次元な例で恐縮ですが、時間厳守について。

学生時代は、バイトなどはときどき遅刻をしていました。
会社務めをしていた頃は、バイトの頃よりまマシでしたが、
それでも遅刻をすることがありました。
独立してからはというと・・、不慮の事故でもない限り、
まず時間に遅れることはありません。

程度の差はあれ、誰しも共感するところがあるかとは思います。

これは、甘えがなくなったからとか、
責任感が芽生えたからとか、
ひとによって捉え方はあるかと思います。
けれど、私がどう感じていたかを率直に述べるならば、
「そんな失態は、とてもじゃないが恥ずかしすぎる」
でした。

将棋でプロ棋士が、アマチュアと平手(ハンデなし)で対戦する場合、
プロ棋士同士の対戦よりもプレッシャーがかかることは想像できると思います。
いわゆる「勝って当たり前の勝負」の方が、やる側はタイヘンです。

ですから、ここから私の経験も踏まえた自説を述べるならば、
基本的には「負けて当たり前の勝負」から得るものは少なく、
「勝って当たり前の勝負」を確実に勝ちきるために、周到にした準備こそが、
成長になり、次の勝利にも繋がっていきます。

だからこそ「勝って当たり前の勝負」を、どうやったら数多くこなせるか、
その環境づくりが重要になります。

付け加えるならば、「勝って当たり前の勝負」かどうかは、
“周囲がどう評価しているか”が決め手になります。

「○○なんだから、勝って(出来てor成功させて)当然だよな」
という評価を受けている、ということです。

評価を受ける側の内心が、
「そうはいっても、実際、勝つこと(出来ることor成功させること)は、
言うほど簡単じゃあないよ」
と、どれほど思っていたとしてもです。

ここで最初のハナシに戻っていきます。
起業するなら早い方がよい。
つまり、「さっさと、言い訳できない環境に身を置きましょう」
ということです。

「いつか起業したい」といって、いつまでも出来ないヒトは、
条件が整うのを待っていたり、リスクを恐れていたりします。
そして、少なくとも私が信じる真実を述べるならば、
起業時も、起業した先も、条件が整うことはないですし、
リスクがなくなることもありません。
だから、さっさと試した方がよいのです。

たとえば、あなたが自転車に乗りたかったとします。
クラスの友達よりも早く自転車に乗れるようになるコツは、
さっさと自転車に乗って、転んで、そして諦めずに練習することです。
早くやれば、早くやるほど、自転車に早く乗れるようになります。
当たり前、ですよね。

起業だって、同じことです。
ですから、来年よりも今年、
来月よりも今月、来週よりも今週、
明日よりも今日。

どうせ、いずれ起業する気があるのなら、
早い方がよいですよ。

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