将棋と広告

今日は手短に。
何度か書いていますが、私は将棋をちょっと嗜みます。

ただいまプロ棋界では、王位戦と王座戦どちらもタイトルホルダーは、
羽生名人(現在四冠)です。

羽生名人はこのところ毎週のように、
自身が保持するタイトルへの挑戦を受けたり、別なタイトルで挑戦者争いをしたりと、
大勝負を繰り返しています。

いままでもずっと強かったですが、昨年あたりから一段と
強くなった印象があります。

そして若手の台頭も目覚ましく、いちファンとして見ていて、
本当に楽しいものがあります。

さて、その将棋をマーケティング視点でみていて面白いところがあります。

それは、ある有効な戦法が編み出されると、それが一気に流行します。
そして、その先方を封じ込めるための研究が積み重ねられて、
対処策(ワクチン)が編み出されます。
そして、また新しい先方が編み出される・・。
これを延々と繰り返しているのです。
昔の先方も掘り起こされて、見直されることもあります。

これを見てわたしは、「まるで広告と同じだ」と思うのです。

ある効果的なマーケティング手法や広告手法が編み出されると、
みんながこぞって真似をします。
そうすると、消費者はその手法に慣れて反応しなくなります。
その反応しなくなった消費者に向けた、新たな効く広告が
編み出されます。
そして流行が二巡くらいすると、かえって新しくなる、など。
・・同じですね。

というワケで、どのような広告手法・マーケティング手法を実際に用いるかは、
ターゲットとする見込み客がどのような“ワクチン”を持っているかを検討した上で、
選んだほうが、格段に反応率は高くなります。

言われてみれば、当たり前。
ですが、ときどき忘れがちになることです。

広告の反応がイマイチ落ちてきたら、このことを思い出してみてください。

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