動画マーケティング、これからの活用法4

引き続き、動画マーケティングについてです。
昨日は、動画の長さについて書きました。

動画の効果とは、結局は、
最後まで動画を視聴してくれた人数ではなくて、
最後に行動してくれた人数によって測られます。

ということは、動画を
誰に見せて、どんな行動をとってもらうかが、
動画の内容以前に、非常に重要だ、ということです。

(上の文章を3回読み直してください)

住宅などハードルが高いものの“購入申込”を、
いきなり薦めても効果は期待できません。

“資料請求”や“モデルルーム来店予約”を
薦めた方が効果は期待できます。

また、賃貸住宅にお住まいの方に動画を見せるのは
効果が期待できるかもしれませんが、
女子中学生に動画をみせても効果は期待できません。

何度も繰り返しになりますが、忘れないでください。
一番重要なのは、誰にどんな行動をとってもらうための
動画であるか、ということです。

さて、次の疑問にお答えします。

『どうやって長い動画を最後までみてもらうのか』

歴史的に効果が実証された、
2時間の動画を強制的に見続けさせる方法があります。

はい、ご推察のとおりそれは、映画館で上映することです。

極端な例で怒られそうですが、
ここから学びがあります。

それは動画の“内容”に興味がないヒトを排除する、
ということです。

もう少し詳しくお伝えしますと、
動画の内容がわかっていて、それに興味があれば
ヒトは動画を見続けます。

内容とは、動画を見ることで得られる結果、
といってもよいでしょう。

なんの動画だかワケが分からなくて、
最後にオチがあるような動画は、
話題にはなりやすいかもしれませんが、
せいぜい視聴できる時間は数分が限界でしょう。

話題になったワケが分からない動画を見る動機は、
単純にいえば
「面白いというヒトがいるから、面白いのだろう」
です。

ちょっと脱線しましたが、
そもそもターゲットでないヒトに
最後まで動画を見てもらう必要はありません。
最後まで見ても期待する行動はしません。

それでも、あなたが動画の製作を担う立場で、
わからず屋のクライアントから全員に動画を最後までみてほしい
という要望があったとするならば、
動画の長さを1秒とかにする提案をしてみてはどうでしょうか。
(もちろん、これは皮肉です)

さて、では興味がないヒトはバッサリ捨てた。
残った興味があるターゲットには、最後まで動画を見てもらいたい。
という段階になったと仮定します。

では、その前提で動画を最後まで見てもらうコツです。
ずばり、動画を見続けることで、どのようなよいことがあるのか、を
最初の方できちんと伝えておくことです。

たとえば・・・
「この動画は、動画マーケティングに興味がある方向けに作っています。
最後までご覧いただくことで動画マーケティングの取り入れ方を
ステップバイステップで学ぶことが出来ます。
そして最後までご覧いただいた方へ特別なプレゼントをご用意しました」

というような感じです。

もっと興味をかき立てるならば、
「この動画では、これまで1,000件以上の動画マーケティングに携わってきた
プロ中のプロが、動画マーケティング成功に欠かせない3つの秘訣を語っています。
この3つの秘訣をあなたの動画マーケティングに取り入れることで、
あなたのマーケティング効果は数倍にもなることでしょう。
最後までメモを取りながら動画をご覧になってください」
といった感じでしょうか。

「わたしの作りたい動画は商品説明で、そんな面白みはない」という方は、
毎日ジャパネットたかたのテレビショッピングの“動画”を毎日みて、
どのように見続けさせる工夫をしているか研究しましょう。

続きます。

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