将棋の格言でビジネスを見直す
将棋もビジネスも戦略がモノを言います。
で、あれば、将棋の格言から、ビジネスへの学びは得やすいハズです。
というわけで、将棋の格言でビジネスを見直してみましょう。
■遊び駒は活用せよ (あそびごまはかつようせよ)
解説はWikipediaを引用しますと、
“遊び駒とは盤上で戦線から孤立している駒をいう。遊び駒の存在が敗因になることが多いので、それを活用して自分の戦力を高めるような戦いをすべきだということ。”
ということです。
将棋でいえば、遊び駒が活用するように戦局を動かしていく工夫が要ります。
(もちろん、相手もそれを阻止しようとします)
では、ビジネスにおいて、遊び駒とはなんでしょうか?
私は2種類あると考えます。
まずひとつめは、認識している遊び駒です。
パッと思いつくのは、ヒト・モノ・カネ・情報の経営資源のうちで、
活用できていないものだと思います。
もちろん、活用できるものなら、活用しましょう。
ですが、今現在活用できていないのには、理由があるハズで、
その理由を何とかしない限りは、活用するのは難しいかもしれません。
もうひとつは、認識していない遊び駒です。
これは、一般的な経営資源だけではありません。
例えば、社長の趣味や、経歴、学生時代にやっていたことなど、
まったくビジネスと関係のなかったものも、
盤面を広く見る(視野を広くする)ことで、
繋がってくるのです。
これこそ、隠れた金脈です。
たとえばパン屋の主人が、学生時代にラグビーをやっていたとしましょう。
パンもラグビーも直接は関係ありません。
ですが、「元ラガーマンが考案したパン」といえば、
なんだかタフネスな感じでお腹がいっぱいになる感じがします。
もしくは栄養バランスがよいようにも感じます。
学生時代の仲間と集まってもラグビーをやっていたことは、
「みんなと同じ」ですが、
パン屋の中でラグビーをやっていたひとは、
「かなり特徴的」で差別化に繋がります。
というように、まったく関係のないところにあった
あなたの遊び駒を、どうビジネスに活用できるか一考してみましょう。
そのための第一歩は、過去に立ち返って洗い出しを行うことです。