将棋の格言でビジネスを見直す2

将棋もビジネスも戦略がモノを言います。
で、あれば、将棋の格言から、ビジネスへの学びは得やすいハズです。

というわけで、将棋の格言でビジネスを見直してみましょう。
今回は第二弾。

■王の早逃げ八手の得 (おうのはやにげはってのとく)

解説はWikipediaを引用しますと、
“敵の本格的な攻撃が始まる前に手数を使って王を安全地帯へ逃がした方が、終盤になって手得につながるということ。「王の早逃げ八手の得あり」ともいう。”
ということです。

正しくは、“玉の早逃げ八手の得”(ぎょくのはやにげはってのとく) では? との指摘も
あるかと思いますが、ここではWikipediaを尊重してそのまま“王”と表記します。
(わたしも、“ギョクの早逃げ~”が言葉の馴染みとしては正しいと思います)

端的にいえば、これは予防の重要性を説いた格言です。

最近、公私にわたり医療関係の方とお会いする機会に恵まれておりますが、
みなさん共通しているのは、予防の大切さを説いていらっしゃいます。

では、これをビジネスに応用すると・・・

あまり語るまでもないとは思いますが、
ビジネスに訪れるピンチのほとんどは、
問題の先送りから生まれています。

というより、起こった後で思い返せば、
なんらかの反省材料が見つかるモノです。

はっきりいって、私にとっても耳が痛いハナシです。

「このままでは、マズイな・・・」とか、
「放っておくと、大変なことに・・・」とか、
「あちゃー、あのとき、さっさとやっておけば・・・」とか、
思うようなことは、
ビジネスをしていれば、誰しもいくつかは、
常に抱えているものではないでしょうか?

格言の応用は、そんな“腰が重い仕事”をさっさと片付けましょう、
それが、あなたにとって後々の利益に繋がるということに尽きます。

あなたが抱えている腰が重い仕事が、なんなのかは分かりません。
ですが、あなたの感じている腰の重い仕事へのストレスはよくわかります。

そこで、もし、あなたが、
“やる気がでない”ことを理由に先延ばしをしているのだとしたら・・・

以下が、わたしからの処方箋になります。

“いま、すぐ、やる”

なかなかやる気がならないことに対して、
やる気が出るを待ってはいないでしょうか?
実はこれは大きな迷信がもたらす間違った行動です。

つまり、なにか行動を起こすにはやる気が必要。
もっといえば、気持ち→行動の順という考えです。

脳科学的には、線条体というトコロがやる気を司っていて、
線条体を刺激する方法は、実際にやることだ、といわれています。

つまり、やる気がなくても、それでも着手すれば、
そのうちやる気が勝手に湧いてくる、ということです。
順番が逆で、行動→気持ちの順なのです。

これは、いにしえのコピーライティングの実践ノウハウでも出てきます。
コピーが書けないときにはどうすればよいか?
→それでもコピーを書き始めるのだ
というやつです。
結局、実証として効果があることは、後に科学的にも証明される一例だと思います。

さて・・・
次、あなたが、やる気がでないときは、次のように考えてください。

「あーもー、やる気がでないなァ。
だから、やる気を出すために、やり始めるか」

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