セールス力の鍛え方

ビジネスにはセールス力(営業力や販売力と読み替えてもOKです)が不可欠です。
これは、もはやいうまでもないことかと思います。

ビジネスを改良する際の視点は、ビジネスは、スキルとスキルの組み合わせである、
と考えることです。
わたしは、その中でも“販売”と“納品”の機能に分けて考えることを推奨しています。

例えば、パン屋で考えれば、
・美味しいパンを作るスキル(納品)
・パン屋にお客様を集めるスキル(集客=販売)
の2つになります。

このスキルは掛け算なので、弱い方を鍛えた方が、“伸び”ます。
そして、どちらを鍛えるかは、事業のステージにもよります。

ただ、業界の権威や、大企業でもない限りは、
どちらも全力で鍛えましょう、というのが真実ではあるのですが・・。

さて、本日はセールスのスキルの磨き方です。

あなたの納品のスキルは、あなたのビジネスによるので、
この場で、どうこうとアドバイスをすることはできません。
それに、あなたの方が詳しいでしょうから、そもそも余計なお世話です。
ですので、ここでは省きます。

ちなみに、ここでのセールスは売ること全般を指していますから、
新規開拓、集客、マーケティング等の言葉を含んだ広い意味で捉えてください。

では、いきなり結論です。
セールス力を鍛える方法は、行動心理学を勉強することです。

勉強するといっても学者を目指せというワケではありません。
“かじる”レベルでOKです。

世の中には、様々なテクニックやハウツーが溢れていますが、
それが偽物でない限りは、なんらかの行動心理のチカラを使っています。

これらは、古くはセールスマンが“現場”で編み出し、
磨いてきたテクニックがベースになっています。

そして、これら“何故かは説明できないけど、何故か上手くいく”方法は、
近年、脳科学の見地からも効果があることが証明されつつあります。

“発火法”でいえば、摩擦熱という言葉や、
熱から炎を起こす化学変化をまったく理解していなくても、
太古の人々は、火を起こすテクニックを
編み出して、磨いてきました。

たとえば、2,000円のところを、1,980円と値付けをするのは、
経験上、効果があるとされてきましたし、実際に効果があります。
とはいえ、なぜ効果があるのかは説明できていませんでした。
まさに化学を知らない“発火法”と同じです。

しかし、この値付け法も、脳科学によって思いもよらない効果が証明されました。
ちなみにそれは、“20円安いからお得”ということではありません。

脱線しましたが、上記をはじめとした行動心理学を押さえましょう。

そのうえで、広く流通するセールスや営業のハウツーを勉強してみてください。

どうやるのかのハウツーの土台になっているのは、
(知ってか、知らずか)なぜ効くのかの行動心理です。

土台をきちんと分かっていれば、ハウツーは無数に出てきますし、
応用したり、アレンジする幅も広がります。

そして効果のあるハウツーは、
丹念に行動心理の“仕込み”をしています。

タネを明かせば、トリックですが、
タネが分からなければ、魔法(マジック)です。

まとめ・・
あなたが、セールス力を倍増させる魔法が使えるようになりたいならば、
行動心理学を勉強しましょう。

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