広告やDMの反応をあげるポイント
広告やDMを見せられて「どう思いますか?」と
問われることがよくあります。
つまり批評してほしい、もっといえば改善点を教えてほしい
ということなのですが、
だいたい私が指摘するポイントは2つです。
1つは、商品・サービス自体の価値をちゃんと伝えること。
ここでのポイントは、結果を追求することです。
たとえば、マーケティングの書籍の価値は、なんでしょうか?
どうして、読者のひとは、マーケティングの本を読むのでしょうか?
これが「マーケティングの知識が得られます」というレベルでしか伝えていないのだとしたら、
まだまだ価値を伝えることができます。
考え方のヒントです。
トヨタの「五なぜの法則」をご存じでしょうか。
念のため「五なぜの法則」とは、なにかの事象(たとえば事故など)に対して、
「それはなぜ?」 を5回繰り返すことで、その真の原因を突き止める、
という問題解決のひとつの手法です。
この応用で、「結果、どうなる?」を5回以上繰り返します。
例えば、マーケティングの本を読むと・・
結果どうなる? ⇒ マーケティングの知識が得られます
結果どうなる? ⇒ 読み手が社長ならば、自社のマーケティング力があがります
結果どうなる? ⇒ いまより商品・サービスが売れるようになります
結果どうなる? ⇒ 会社の業績が改善されます
結果どうなる? ⇒ 業績不振に苦しんでいた社長ならば、その苦しみから解放されます
結果どうなる? ⇒ 夜、安心して眠れるようになります
・・・
みたいな感じです。
もちろん、これはターゲットを誰に設定するかによって、
どのような結果を得られるかは変わってきます。
上記の例ならば、
「マーケティングの知識が得られます」という価値訴求に比べたら、
「業績不振で眠れない社長のための特効薬~あなたの業績をV字回復させる12のマーケティング手法」とかいう価値訴求にした方が、
ターゲットには刺さります。
もう1つは、取引条件を魅力的にすること。
オマケをつけるとか、
2枚買えば1つタダとか、
分割手数料はジャパ○ット負担とか・・
これもイチから編み出すものではありません。
巷に溢れる魅力的な取引条件に意識を払って、
それを拝借し、応用して作りましょう。
ある意味で、これは度胸の問題でもあります。
なぜなら、強烈なものほど、売り手がリスクを背負うことになるからです。
(30分以内に届かなかったら料金はいただきません とか)
さて、「広告やDMの反応をあげるポイント」としてお伝えしてきました。
1つ目は、商品・サービス自体の価値をちゃんと伝えること。
もう1つは、取引条件を魅力的にすること。
ちなみに、これを専門用語(?)でいえば、
1つ目はコピーの改善で、もう1つはオファーの改善となります。