将棋の格言でビジネスを見直す4
将棋もビジネスも戦略がモノを言います。
で、あれば、将棋の格言から、ビジネスへの学びは得やすいハズです。
というわけで、将棋の格言でビジネスを見直してみましょう。
今回は第4弾。
■俗手の好手 (ぞくしゅのこうしゅ)
解説はWikipediaを引用しますと、
“しゃれた手よりも誰でも思いつく手のほうが好手である事が多いということ。”
ということです。
これは、もう説明が不要かもしれません。
ビジネスにも、直接的に応用できます。
つまり、“効果実証済みの方法を使いなさい”ということに尽きます。
敢えて前置きをするならば
“あなたのやりたい、やりたくないは脇に置いて、効果実証済みの方法を使いなさい”
ということです。
たとえば、いま、利益が欲しいのだったら、
既存のお客様へ上位版の提案をした方が確実です。
新しいお客様を追い求めるのは、この場合は賢い選択ではありません。
もちろん、最新の手法に希望を託すのも賢い選択ではありません。
既存のお客様へDMを出すことが賢い選択です。
前回の“ヘボ将棋玉より飛車を可愛がる”と同様、
賢い判断は、得てして自分の感情に逆らう判断であったりもします。
では、ここで魔法の質問です。
アナタのビジネスで、
“やった方がよいと分かっているけれど、できないこと”
と問われて思いつくことは何ですか?
それはヒトによっては、
あるスタッフをクビにすることだったり、
ある顧客をクビにすることだったり、
もしかすると、もっとキツイことかもしれません。
でも、それを、いま、勇気を出して、やりましょう。