目標未達成を予防する方法8
10月が終わりました。
4月からの目標を立てた方は、6カ月+1カ月が過ぎました。
この7カ月のアウトプットの延長線上に、12カ月分の成果があります。
さて、今日から10カ月前まで時計を巻き戻してみましょう。
2013年大晦日。
もうちょっと出来たのでは、と反省はありましたか?
そして2014年の新年の抱負。
今年はこれをやるぞ、と気持ちも新たに自分に誓ったことはありますか?
10カ月が経ち、今年の六分の五が終わりました。
もう年の瀬も見えてきました。
進み具合はどうでしょう?
もし、「ばっちり!」という答えでないとしたら、
今日の話は役に立つかもしれません。
というわけで、月末・月初恒例の、目標未達成を予防する方法シリーズです。
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さて、今回は・・・
「計画の無謀さを反省する」ということです。
ポジティブであったり希望を持つことはよいことです。
ですが、希望的観測のままビジネスを進めることは悪い習慣です。
たとえば、「まぁ、1カ月あればできるだろう」と思ったことは、2カ月でできればよい方です。
「まぁ、半年あればできるだろう」と思ったことは、1年でできればよい方です。
「まぁ、1年あればできるだろう」と思ったことは、翌年になっても覚えていれば大したものです。
なぜかというと、往々にして「まぁ、こんなもんだろう」というラフな計画には、
かなりの考慮不足があって、実際に遂行しようとするとやることが倍量に増えるからです。
もちろん、それが”人任せ”なものならば、なおさらです。
たとえば将棋のトッププロ達は、対局中にはとてもネガティブです。
感想戦では、優勢の側でも「よくない」「自信がない」「よくわからなかった」といった
ネガティブな発言ばかりが出ます。
1手、1手で、本当に勝ち負けが明確につきますし、終盤は1手のミスで局面がひっくり返るので
その意思決定の連続は相当ホネが折れるハズです。
だからこそ、考えて考えて、読みに読んで、それでも抜け漏れがあるハズで、
迷って自信がないなかで、それでもミスを少なく有利で勝てる将棋を勝ち切った方が勝つのです。
ポジティブでいられるのは対局前だけでしょう。
さて、将棋だけに特化しているプロ棋士がそうなのです。
あれもこれもと手を出す広義のビジネスマンが、
どうしてミスしないと思えるのでしょう。
どうして、すべてを読み切っていると思えるのでしょう。
本当にそれを達成するならば、あれも、これも上手くいかないことを想定し、
それでも達成させるための手立てを考えなければなりません。
バスケットボールではシュートが外れることを見越して、リバウンドを取りに行きます。
サッカーではシュートが外れることを見越して、こぼれ球を押し込みに詰めます。
では、ビジネスでは?
ネガティブに考え、2重、3重にリカバリ策をめぐらせておく重要性が伝わったでしょうか。
あと2カ月あります。
正直、もはや無謀となった計画もあることでしょう。
でしたら最低次の2つは死守してみてください。
・一矢報いる。
・今年の反省を踏まえた来年の計画をいまから立て始める。
ではまた。