1つ必要なものは、2つ持っておくこと

約5年使ったパソコンが、とうとう臨終のときを迎えようとしています。
曲がりなりにもシステム屋の看板もあるので、
ソフトの部分でしたら、なんとかできることも多いのですが、
ハードの故障は、さすがに、どうにもならないです。

こういったときには、普通は部品交換になるのですが、
その部品を手配すると新品のパソコンが1台買える値段になるのですね。
こうなると修理をする気にもなりません。

さて、わたしが仕事をするにはパソコンはどうしても必要です。
料理人でいう調理器具であったりするのと同様です。

そして、日々使う道具だからこそ、“性能”以上に“慣れ”が重要でもあります。
5年も使っていると、OSもOfficeもバージョンが2世代くらい進んでいます。
正直いって、いまから気が重い・・。

ここで、ある私がとても尊敬する先人の言葉を思い出しました。

「次は、なにがダメになるかを考えろ」

今回のわたしの場合はパソコンでしたが、
長年連れ添った相棒も、いつかはダメになります。
そして、同じものは戻ってきません。

人材の問題も同様です。

長年一緒に仕事をしてきた片腕が、いきなり会社を離れるかもしれません。
パートナーである場合も、パートナー先がいきなり破産するかもしれません。
相手にその気がなくても、いきなり不慮の事故で亡くなる場合もあります。

だから、「次は、なにがダメになるかを考えろ」なのです。

この段階ではポジティブは毒です。
ひたすらネガティブに考えてコントロールできないことを洗うのです。

そして、いつかダメになる、と分かっていれば、
それに対して備えることができます。

備えておけば、そのダメになる事態は“想定の範囲内”です。
この想定の範囲内があるから、真にポジティブに攻めていけるのです。

さて、私が身を持って学んだ教訓をシェアするならば、

"1つ必要なものならば、2つ持っておく"

ことです。

本当にビジネスでは”1”は最悪な数字です。

\ 最新情報をチェック /