売れる広告の秘密

たとえば、刃物で人を刺すような事件が相次ぐと、
どうして刃物自体が社会悪であるような風潮が生まれます。

とはいえ、いつの時代も、道具は道具のままです。
それを間違った方法で使う悪いヒトが悪いのです。

マーケターやコピーライターは、いわば研ぎ師です。
包丁などの切れ味を鋭くするように、
マーケティングメッセージを鋭く刺さるようにします。

そして、この研ぐという行為自体はスキルですから、
訓練を積めば誰でもできるようになります。

これは、古くは、そして現在も、
偉大なセールスマンや切れ者の詐欺師によって、
研究されて磨かれてきたスキルであります。

つまり、人間の昔から変わらない心理を突いて、
行動をさせるためのスキルです。

偉大なセールスマンのセールストークも、
詐欺師が使うあやしい勧誘も、
自分に投票を促す政治家の演説も、
実は、すべて共通した、人を動かすチカラが
働いているのです。

ですから、きちんとマーケティングやセールスのテクニックを
ビジネスに取り組む者は、強い倫理観を持たなければなりません。

使い方を誤ったとき、道具は凶器になるのです。
広告も同じことです。

さて、あなたは売れる広告を作って、
商品・サービスの提供を通して、お客様の人生を善くしたいのでしょうか。
それとも、お客様の財布からお金をかすめ取ろうとしているのでしょうか。

もちろん、広告自体に善悪はありません。
悪いとしたら、広告で約束したことを守らない広告主の側が悪いのです。

さて、以上を踏まえたうえで、売れる広告にするヒントです。

ニーズがあっても、売れない商品・サービスはあります。
欲しくても買わない商品・サービスは、あなたにもあると思います。

そして、同じ商品・サービスを、同じお客様にセールスしたとしても、
ある人には売れなかったけれど、ある人ならば売れたということはあります。

これには、もちろん秘密があるのです。

もったいぶらずにいきましょう。
ズバリ「出費を正当化させること」ができているかです。

商品・サービスを買って得られるメリットを伝えましょう。
商品・サービスを買わない場合のデメリットを伝えましょう。
など、大小さまざまなテクニックはあります。
それを、この「出費を正当化させる」という
目的の元に集約させましょう。

効果はあなた自身の目で確認してください。
そして、くれぐれも使用する際には強い倫理観をもって。

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