将棋の格言でビジネスを見直す7

将棋もビジネスも戦略がモノを言います。
で、あれば、将棋の格言から、ビジネスへの学びは得やすいハズです。

というわけで、将棋の格言でビジネスを見直してみましょう。
今回は第7弾。

■打ち歩詰めに詰みの余地あり (うちふづめにつみのよちあり)

解説はWikipediaを引用しますと、
“打ち歩詰め自体は反則であるが、打ち歩詰めになる数手前の局面から考えると、打ち歩詰めになる手順以外に詰められる手順が案外あるものだということ。”
ということです。

ビジネスに応用すると・・・
できる方法が1つあるのなら、他の方法も(気づかないだけで)存在する、
ということです。

たとえば・・
「○○があればできるのに・・・」
ということが、本当だとするならば、
○○がなくてもできる方法はあります。

実際には「○○があればできるのに・・・」と思ったとしても、
実はそれは言い訳でしかなくて、
本当に○○があったとしても別な理由で、
できなかったり(正しくはやらなかったり)するものです。

あとは、もっと拡大解釈すれば、
実際に誰かにできるのだとしたら、自分にもできる、
ということも言えると思います。

もちろん、現実の限界はあります。

わたしが今から、大リーガーを目指したとしても、
それはちょっと現実的に無理でしょう。
イチロー選手が大リーガーになれたから、私もなれる、
というのはちょっと暴論です。

そもそもの前提が違います。
なぜなら、イチロー選手は実際には30も後半に差し掛かって、
それまで野球経験はおろかスポーツも全くしない状態から、
いきなり大リーガーになったワケではないからです。

彼(イチロー選手)ができたから、私にもできるというためには、
少なくとも小学校時分に戻って野球漬けになる準備が必要で、
その時間を巻き戻すというのが今現在の科学では不可能だからです。
まぁ、ここは難しい理屈をこねる必要もないでしょう。

ですが、一般的にビジネスオーナーである私たちが目指す目標は
どうでしょう?

あなたの年齢や環境がどうだか、私にはわかりませんが、
いまからやって間に合わないことなのでしょうか?

いまのあなたと似た状況から、それでも目標を達成した誰かがいるならば、
時代背景や科学の進歩など、細かい違いはあるでしょうけれど、
あなたにも目標を達成できる道はある、ということです。

では、その方法とはなんでしょう?
こう考えるのが健全な希望を持つということではないでしょうか。

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