歯科医のマーケティングを考える2
昨日に引き続き、歯科医のマーケティングについて。
歯科医でない方も、マーケティング力を鍛えるため
一緒に考えてみてください。
今日は、自費治療について。
さて、では、
どのような特徴があるか、というと・・
保険が利かない治療が自費治療。
自費治療は、医師側で自由に価格を決めることができる。
利益が出るので、歯科医としては、なるべく自費治療を売りたい。
(保険治療はあまり利益が出ない)
価格が決められて、競争が激しいから、
価格競争がはじまる。
価格が下がれば、利益は出なくなる。
こうしてみると、
競争が激しい業界の典型的な
力が働いていることがわかります。
では、どうしたらよいでしょうか?
やはり、今回も
大切なのは顧客視点です。
どんな人をターゲットにするのか?
その人は、なぜ、高額な自費治療を
選ぶのか?
その人は、どのような思考・行動を経て、
歯科医院を選ぶのか?
また、乗り換えるのか?
そのときに、知りたいことは?
抱く期待は?
勝手に膨らませている不安は?
ここで抑えておかなければならないのは、
保険治療を求める患者さんと、
自費治療を求める患者さんとでは、
欲求が違うということです。
保険治療を受けにきた方を、
自費治療を受ける方へ育てたい、
という想いはクリニック側には
あるかもしれません。
しかし、集客商品→利益商品というように、
保険治療→自費治療と考えるのは、
ちょっと無理な感じがします。
ウォータークーラー(踏むと水が出る)で
水を飲んでいる方に、
ミネラルウォーターを薦めるようなものです。
わたしならば、保険治療と自費治療は、
マーケティングを別に考えます。
外向けのマーケティングで、
見込み客を集める。
もちろん、保険治療の患者さんにも
見込み客になる方は一定率でいるので、
内向けのマーケティングも行う。
あとは、いつものツーステップの考え方で
進めていく・・。
これで十分でしょう。
今日のWork
歯を白くする自費治療に興味がある方を
どのように集めればよいでしょうか?