マーケティング近視眼

突然ですが、あなたは、
今年(2014年)の経済がどのように推移すると考えますか?

一方的に流れてくる情報には、ひとまず疑ってみることも必要です。

マスメディアの利益の源泉が、広告であるからには、
スポンサー様のご意向に反する報道はし難いものです。

証券会社系のアナリストが、株価情報を予想するのも、
親会社のご意向を汲み取れば自然なものです。

おっと、そしてマーケティングを売っている私が、
マーケティングが大切だ、というのも、同様ですね。

とはいえ、あなたのビジネスにとって、
マーケティング以上に大切なものなどない、と
心底、信じてやみません。

少し脱線しました。
今年の経済です。

よく楽観的すぎるといわれる私ですが、
総じて見れば、厳しい状況になるでしょう。

特に中小・零細企業にとっては、
相当の逆風になるとみています。

自分でビジネスをしていれば、
他人事ではないと思います。

ただ、
生き残るのも、衰退するのも、
倒れるのも、飛躍するのも、
経済状況のせいではなく、
経営者・事業主のせいです。

あなたのビジネスが歩む道は、
決してラクな道ではないハズです。

ビジネスの旅の道、
片手にひとつずつしか持てないとしたら、
何を持つでしょうか?

片腕は間違いなく、
あなたの商品・サービスです。

もう片方の手には、何を持ちますか?

おススメは、
マーケティングという知恵の杖です。

旅の道で、転ばぬ先の杖となります。
また、敵を撃退する棍棒になります。

さて、明日から何日かにわたって、
またしてもレビット博士に登場いただき、
マーケティングの講義をお願いしたいと
思います。

今度は1960年の伝説の名論文
『マーケティング近視眼』です。

1960年の論文が、いまどき役に立たないと
思われるかもしれません。

しかし、こと広告の世界では、
1925年にジョン・ケープルズが書いた広告が
現在でもオマージュされて効果をあげています。
間違いなく、今年、そして、来年以降も、
あなたのビジネスを支えてくれる杖になる
と信じています。

それでは、明日からをお楽しみに。

※2014/04/06追記。完結につき、以下目次になります。

マーケティング近視眼
事業衰退の原因は経営の失敗にある
忍び寄る陳腐化の影
成長産業など存在しない
人口増加という危うい神話
代替品が現れない製品はない
マーケティングは販売とは異なる
大手メーカーの大量生産至上主義
ヘンリー・フォードはマーケティング第一主義
製品偏重主義の罠
創造的破壊の重要性
R&Dに潜む危険な罠
マーケティングは「じゃま者扱い」されている
発想を逆転させなければならない
顧客中心の企業となるために
マーケティング・マインドの浸透とリーダーシップ

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