「習慣は21日で入れ替わる」ビジネス活用法
習慣は21日間で入れ替わる、とよく言われています。
なにかをはじめるならば、まずは21日間、続けてみましょう
なんていわれることも、あるかと思います。
出典が、自己啓発なのか、脳科学なのかはわかりませんが、
とにかく、21日間毎日続けたことは、「あたりまえ」に
なる、ということですね。
たとえば、消費税8%。
最初は税計算に混乱し、いまも混乱していますが、
混乱自体に慣れてきたことを感じられているでしょうか?
飲料の自動販売機の120円を見ても何も感じなかったように、
そのうち、130円の自動販売機を見ても何も思わなくなります。
さて、
この習慣化を、
あなたのビジネスでも導入できないでしょうか?
一般的な使われ方として、
普通に、「自分」の努力として活用するならば、
新しいことを習得する、その努力を習慣化する、
というところに使えます。
(まず21日間続けるテクニック)
反対に、
飲料の自動販売機の例では、
その習慣化の魔法を「相手」にかけています。
これは、別に便乗値上げをしても、
そのうち客が慣れるから大丈夫、
ということではありません。
今回は合法的カルテルですが、
本来の値上げは価格弾力性をみながら、
価格テストをすればよいと思います。
そうではなくて、
相手に21日間、
同じメッセージを伝えることができれば、
そのメッセージは、相手に伝わります。
メッセージを受け入れるかどうかは別ですが、
単純接触効果もあって受け入れ易くもあるでしょう。
たとえば、ちょっと不名誉なブランドや事業認識を
改善させたい、と考えてみてください。
具体的には、そうですね。
八百屋さんが、健康ビジネスに展開したいとします。
「内側から美をつくるお手伝い」というスローガンを掲げたとしても、
最初のお客様の認識は「八百屋が変なことをはじめたな」です。
しかし、21日間そのアピールを続けていれば、
(自発的習慣と違って、21日連続来店させることは難しいですが、便宜上)
「あの店は内側から美を作るお手伝いをしている店」という
認識に変えることができるでしょう。
もちろん、そう認識させるだけのものを提供しなければなりませんが。
似たような使い方で、
「いつまでも、ルーキー扱いされたくない」
というときにも使えます。
個人でも、法人でもです。
シンプルで地味ですが、
使いドコロはたくさんあります。
是非、この21日間を意識して、活用してみてください。