IE脆弱性と知の呪縛
アメリカ国土安全保障省がIEを利用しないよう呼び掛けるなど、
IE脆弱性の問題がさかんに報じられています。
ちなみにIEとはインターネットエクスプローラーの略で、
Windowsのパソコンで、インターネットをするときに使う、
Eのマークのあれです。
IT(インフォメーション・テクノロジー=情報技術)とはまったく別です。
ちなみにインターネットをするときに使うソフトを、Webブラウザと呼びます。
さて、わたしは、一応はシステムのプロとして、
今回のニュースを記事にするときに、
とても、気持ち悪い思いをしています。
「知の呪縛」に対抗しているからです。
「知の呪縛」とは、自分が知っていること(知り過ぎたこと)を、
誰かに伝えられなくなることです。
つまり・・・
私からしたら当たり前のことも、
そうでないヒトにとっては当たり前ではない。
・・という事実を、きちんと認識しているつもりになっても、
やはり“自分にとっての当たり前”を前提に物事を感じている
ので、いちいち最初から説明するのが面倒くさいし、
かえって相手に失礼なのではないのか、とか、
バカにしているように思われるのでは、とか
心配になって、
とにかく気持ち悪く感じるのです。
冒頭に書いた、IEについての説明ですが、
実は、書いていて気持ち悪くて仕方がないのです。
「IEっていったらIEだろ」というのが私の常識です。
でも、一般の方は違います。
IEはITの仲間と思っている方が冗談抜きでいます。
WindowsXPの問題や、IEの問題が、
上司に伝わらないと面白おかしく語られることがありますが、
その背後にあるのが知の呪縛です。
というわけで、
無理やりマーケティングのハナシにすれば、
あなたの広告や宣伝は、程度の差はあれ、
間違いなく「知の呪縛」にかかっています。
Webのコンサルの方が、「PPC運用お任せください」というのも、
歯科医院が「インプラント1本○○円」と看板を出すのも、
完全な「知の呪縛」にかかっています。
(PPCやインプラントという単語すら知らない客は、
相手にしたくない、という方針ならばOKですが・・)
一般の方は、そのような単語は知りません。
PPCは、パーソナルパソコンのことだと思っています。
インプラントはインターネットの友達だと思っています。
ちなみにコンバージョン率アップは、バージョンアップだと思われますよ。
というわけで、「知の呪縛」を避けるだけでも、
広告の効果はあがります。
追伸
どうでもいいことですが・・・
「知の呪縛」に囚われまくった私が書いた最初の記事は、
今回の一件で、ブラウザシェアがどのように変化するかで、
犯人探しをするマニアックな推理でした。
お蔵入りさせますが、興味ある方はメールをください。
追々伸
「知の呪縛」も避けて効果の出る広告を作るならば、
コチラがオススメです。
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