目標未達成を予防する方法6
8月が終わりました。
4月からの目標を立てた方は、5カ月が過ぎました。
この5カ月のアウトプットの延長線上に、12カ月分の成果があります。
さて、今日から8カ月前まで時計を巻き戻してみましょう。
2013年大晦日。
もうちょっと出来たのでは、と反省はありましたか?
そして2014年の新年の抱負。
今年はこれをやるぞ、と気持ちも新たに自分に誓ったことはありますか?
8カ月が経ち、今年の三分の二が終わりました。
進み具合はどうでしょう?
もし、「ばっちり!」という答えでないとしたら、
今日の話は役に立つかもしれません。
というわけで、月末・月初恒例の、目標未達成を予防する方法シリーズです。
(過去記事を読まれたい場合は、右の検索フォームに“目標未達成”と入力して検索ください)
さて、今回は・・・
恐怖や不安や心配を克服する方法です。
新しいコトをはじめるのには恐怖や不安や心配がつきものです。
新しいコトというのは、
たとえば、マーケティング的な題材で挙げるならば・・
新しい商品・サービス分野へ進出する。
商品・サービスは同じでも、違う市場へ進出する。
これまでのマーケティング・営業戦略を変える。
まったく知らないところに出向いていく。
などなど・・。
さて、ではなぜ、新しいコトに取り組まなければならないのでしょうか?
そもそもの前提として、なんらかの強制力や脅迫観念が働いていることはよくあります。
簡単にいうと「このままでは、いけない」という想いです。
事業をうまく回していて、先見の明がある経営者ほど、
現状維持に対する危機感が強いように感じます。
次々に策を打っていくことの大切さを、
肌感覚で理解しているのでしょう。
「現状のままでは、マズい」ということは、
賢明なビジネスオーナーとして、痛切に感じているわけです。
ですから、シンプルな2択として・・
A.現状維持する
B.現状を打破する
で考えれば、“A.現状維持する”という選択は、
経営判断上は、あり得ません。
それにもかかわらず、現状打破の手が打てない、
というのはストレスです。
では、現状打破の手が打てるか、というと、
これはこれで、ストレスがかかります。
コンフォートゾーンという言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、
そもそも人間の脳には、新しいことに対してストレスを感じるようにできています。
そして、日常や現状に戻ろうとするチカラが働き、
なんとか、現状のままにしようとします。
(これが三日坊主の原因です)
よくある例では・・、
・市場自体は縮小している。
・同業他社の数が増えているから少ないパイの奪い合いになる。
・このままいくと価格競争に陥る。売上も利益も減る。
・そうなると会社が傾く。
・そうならないためには、差別化して顧客を囲い込む必要がある。
(現状打破の必要性の認識)
・そのためには○○○○○
・でも、そんなことをして、うまくいくのだろうか?
・でも、そんなことをして、笑われないだろうか?
・もし、上手くいかなかったら、こんな危機が・・・
・もっと、○○があれば・・・
(現状維持への回帰)
このような感じで、新しいコトに対する恐怖や心配から、
それをしない理由(=現状維持に甘んじる理由)を自然と
探すようになります。
これは人間の脳の自然な働きですので、
なにも恥じる必要はありません。
とはいえ、この障害を突破しないことには、
恐怖や心配を克服しないことには、マズイことが起こります。
(大前提は、「現状のままでは、マズい」です)
前置きが長くなりましたが、
そこで、この恐怖や不安や心配を克服する方法です。
ズバリ、「行動すること」です。
恐怖や不安や心配は、どこに存在しているでしょうか?
環境や状況に存在しているのではありません。
あなたのアタマの中にだけ存在しています。
たとえば、異性に愛の告白をするとして・・
「断られるカモ」という恐怖・不安・心配は、大きなものです。
ですが、行動した後に残る、成功または失敗の結果のなかには、
仮に、「断られた」という事実と、失恋の傷心があったとしても、
恐怖・不安・心配は、もはや存在しません。
ここで着目していただきたいのは、
「断られるカモ」という恐怖・不安・心配と、
「断られた」という失恋の痛みは、
どちらがよりストレスか、ということです。
いうまでもないことだと思いますが、
行動した後悔は、行動しなかった後悔に比べて、
あっさり忘れるものです。
ですから、恐怖や不安や心配への特効薬は、
「行動」です。
もうひとつ付け加えておくと、
ビジネス・オーナーを続ける限り、恐怖や不安や心配は
「次々に訪れるもの」で、ひとつが解消したからといって、
キレイさっぱりなくなることはない、ということです。
ですから、さっさと「行動」して、
次々に恐怖や不安や心配を退治していきましょう。