誇大広告で失うもの
プロモーションを考えていると、ついつい大きな約束をしてしまいたい
気持ちはわかります。
ですが、果たされなかった約束ほど、お客様を失望させるものはありません。
先日もグローバルな企業での性能偽装が問題に挙げられましたし、
ずいぶん前になりますが食品の偽装もありました。
これは、製品不具合などのリコール問題よりも、深い傷になります。
そもそも、約束したのに、それを果たさないというのは、詐欺行為です。
そして、悪意がなくても、そもそも果たせないことを、
約束してしまう、というのも、詐欺行為と変わらないのではないでしょうか。
新規開拓や集客をしなければ、という思いに、心を奪われていると、
大切な前提を忘れてしまうこともあるようです。
誰かを騙してでも、既成事実として売りつけて、
瞬間的なキャッシュが手に入ればそれでいい、
というビジネスをみかけると、
とても残念な気持ちになります。
きれいごとを言うつもりはないのですが、私自身の
コンサルタントやマーケターのポリシーとしては、
自分が見込み客の立場だったら、絶対に買わない、というような
商品・サービスに対しての支援は断るようにしています。
そして、私自身が提供する商品・サービスについても同様に、
自分が見込み客の立場だったら、絶対に買わないというものは、
扱ってはならないというポリシーをもっています。
まぁ、当然といえば当然なのですが、
残念ながら自社製品を決して活用しない社長とかもいるのが事実です。
(自分がクチに入れられない食品を売るとか、本当に不誠実極まりないと思いますが・・)
さて、わたしの尊敬する偉大なメンターが語ってくれたビジネスで重要なこと
トップ3をシェアしたいと思います。
1.顧客
2.評判(一般的な意味で)
3.マーケティング
誇大広告でお客様の失望を招くことで失うものは、
1.顧客 と、2.評判の両方です。
この2つを失ってまで、3.マーケティングをする意味はありません。