将棋の格言でビジネスを見直す8
将棋もビジネスも戦略がモノを言います。
で、あれば、将棋の格言から、ビジネスへの学びは得やすいハズです。
というわけで、将棋の格言でビジネスを見直してみましょう。
今回は第8弾。
■勝ち将棋を勝て (かちしょうぎをかて)
解説はWikipediaを引用しますと、
“木村義雄十四世名人の語録とされる。将棋では相手がミスをしない限り不利な局面からは勝てない。そこで、優勢になった将棋を勝ち切ることが重要。”
ということです。
ビジネスに応用すると・・・そのままですが、
勝てる勝負をきっちり勝ちましょう、
ということです。
たとえば、売れるチャンスと読み替えてもよいです。
もう目の前に欲しがっているお客様がいるのに、
へたなセールスで、クロージングし損なうとか・・
そういうミスをやめましょう、ということです。
ただ、正直にいうと、これは非常に難しいことです。
スポーツ選手もしばしば
「勝って当たり前の試合を、実際に勝ち切る方がプレッシャーがかかる」
という趣旨の発言をしています。
これは、よくわかります。
たとえば、ビジネスでは、「このお客さんを逃すことはできない」と考えるのは、
いろいろなところに余計なチカラが入って、かえって失敗することになります。
誰しも経験があることだと思います。もちろん、私にもあります。
「まぁ別に、ここで売れなくても」と気楽に構えた方が、よっぽど成約率が高くなるのは、
セールス経験のある方ならば経験上ご理解いただけると思います。
この経験がある方でも、やはり「勝って当たり前」を目の前にすると、
どうしても余計なチカラが入るものです。
こればかりは、もう、どうしようもありません。
対処法としては、チカラが入っているのを自覚して、平常心にできるだけ近づけることです。
これも経験とスキルです。
あと、これは販売だけでなく、納品にもいえることです。
「できて当たり前(でも、失敗する可能性はゼロではない)」の仕事も、
どれだけ自信があったとしても、同じようなプレッシャーがかかると思います。
(もし、そんなプレッシャーはないね、という方は、ある意味ちょっとまずいのでは・・)
ここまで読んで、「このハナシ、自分はちょっとだけ課題だと思う」というのであれば、
実力どおりのチカラを発揮する”スキル”について、勉強&訓練してみるのも良いと思います。
スキルですから、練習すればできるようになります。
(↑さらっと書いていますが、ここが重要。あなたにもできる、ということです)