プリキュアから学ぶツーステップマーケティング
プリキュアから学ぶツーステップマーケティング
今日も、ご覧になっていただき、ありがとうございます。
今日から数回にわたって、ある意味、最強のマーケティングについて書いていきたいと思います。
土日の朝に、テレビをみていると、とても強烈なマーケティングが繰り広げられております。
それは、子供向けテレビ番組と、関連商品とのツーステップマーケティングです。
戦隊モノ、仮面ライダー、プリキュアと、継続的に効果のあるキラーコンテンツを無料提供し、洗脳ともいえるくらいにファンにしてから、関連商品を売り込むという商法です。
正確なオカネの動き、つまりライセンス、提携、広告等の流れに詳しくはありませんが、消費者視点でみれば、使う人(つまり子供)と、買う人(つまり親)とを攻略するために徹底したマーケティングを行っています。
まずツーステップマーケティングについて、至極簡単に解説をします。
フロントエンド、バックエンドという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
もしくは、集客商品と、利益商品という言葉ではいかがでしょう?
言葉は異なりますが、同じ意味です。
まず、有料でも価値のある商品やサービスやコンテンツ(フロントエンド)を、無料もしくは格安で提供し、その後で利益商品(バックエンド)を販売するという手法、これがツーステップマーケティングです。
ツーステップマーケティングで重要になるのが、フロントエンドの価値です。
一般的には、無料でこれだけの価値があるのだから、有料はもっと価値があるはず、と思わせるなどの効果や、お金を支払う抵抗感を取り除くという効果がいわれています。
ツーステップマーケティングについて、誰でも知っていそうな例をあげるとすれば、ドモホルンリンクルの化粧品の無料お試しから、高額な正規品販売でしょう。
「ああ、あのことがツーステップマーケティングか」とご理解いただけるでしょう。
さて、ここからが今日の話題です。
もし、このフロントエンドで、極限まで価値のあるものを提供したとしたら、どうなるでしょうか?
たとえば、夢中になって、生活、言葉、行動、習慣、価値観に影響を与えるような商品やサービスやコンテンツ、すなわち戦隊モノ、仮面ライダー、プリキュアのテレビ番組などです。
どうでしょう?
誇張した表現をすると、「なんでも売れる」ようになります。
専用の玩具はもちろんのこと、キャラクターを印刷するだけで、駄菓子でも、筆記用具でも、メモ帳でも、手帖でも、下着でも、パジャマでも、自転車でも、下手すれば自動車でも(?)、なんでも売れるようになります。
そのキャラクターが印刷されていること自体が、究極の差別化になっています。
続きます。