プリキュアから学ぶツーステップマーケティング2
プリキュアから学ぶツーステップマーケティング2
今日も、ご覧になっていただき、ありがとうございます。
昨日は、フロントエンドで、極限まで価値のあるものを提供して、ファン化に成功すれば、極論「なんでも売れる」ようになる(もちろん、ブランドを損なわない範囲で、という前提はつきますが)と書きました。
今日の話題は、ファン化の仕組みの作り方の前に、きちんと押さえるべきことについて書きます。
それは、「誰を、ファンにするのか?」、もっと生々しい言葉を使うと「誰を、オトすのか」ということです。
子供向け番組のハナシで、マスマーケティングのハナシだと思ったら大間違いです。
実は、これは法人営業でもとても重要です。
子供番組でみてみましょう。
もちろん、売り手側がターゲットにしているのは、「子供」です。
ここでの「子供」は「ファンもしくはユーザー」であります。
そして、売り手に対してお金を払うのは、「親」です。
ここでの「親」は「バイヤー」であります。
書けば当たり前のことです。
徹底して「子供」を喜ばせ、「子供」が欲しがり、「親」が買い与える。
注意する点として、どれだけ「子供」が欲しがっても「親」が拒否権を発動するようなものは売れません。
その反面、「親」が「子供」に買い与えたいようなものならば売るチカラが強くなります。
具体例をあげます。
キャラクターのついたTVゲームは、どれだけ「子供」が欲しがっても、TVゲームを買い与えたくない「親」には売れません。
その反面、キャラクターのついた知育玩具は、あまり「子供」が欲しがらなくても、どうせなら知育がいい「親」には売れます。
いわれてみれば、当たり前のことですよね。
では、あなたのビジネスで、
「ファン/ユーザー」をオトすことで、「バイヤー」に買わせるようなことはできないか?
1分間だけ、真剣に考えてみてください。
あ、「うちは小売じゃない」とか言わないでくださいね。
もし会計システムやソフトを取り扱っているならば、使う人は経理部のスタッフでも、買う人は社長だったりするわけですから、「ファン/ユーザー」と「バイヤー」が異なることはB2Bビジネスでは至極当たり前のことだと思います。
そして、「ファン/ユーザー」を、オトす際には、論理的にではなく、感情的にオトしてください。
あなたと取引するように、「ファン/ユーザー」から「バイヤー」におねだりさせるのです。
いかがでしょうか。
続きます。