戦略的な差別化とは2

戦略的な差別化とは2

 

今日も、ご覧になっていただき、ありがとうございます。

 

昨日は、スモールビジネスでは、認知のための行動を起こすことによって、競合と差別化できるということを書きました。

なぜならば、競合がなかなかそれをやりたがらないからです。

 

今日はこのことをもうちょっと掘り下げてみたいと思います。

 

繰り返しになりますが、そもそも差別化とは、お客様からみて、あなたの商品・サービスを買う理由です。

わたしの師匠の言葉を借りれば、それは、競合が鼻で笑うようなことをして、はじめて実現できるようなもの、といえます。

今現在、当たり前になっているようなヒット商品・サービスでも、得てして出始めた当初は、「そんなことして、いったい誰が来店するんだ」とか、「あんな無謀なことをすれば、あっという間に潰れるぞ」とか、先行している競合からすると嘲笑の対象であることは少なくありません。

いつだって挑戦者は誰かに笑われるのです。

ですが、その嘲笑の対象であるレッテルを跳ねのけて、成功を掴み取ります。

 

別な言葉でみてみましょう。

差別化のときに出てくる言葉で、「競合と異なることをしろ」といわれます。

内容としては正しくても、何の具体性もない、上っ面の助言です。

 

「差別化するならば、競合と異なることをしましょう」といわれたら、

「うんうん、そのとおりだね」と、あなたもきっと思うことでしょう。

 

しかし、実際に、具体的に、あなたの業種業界の常識やルールに反する行動をとりましょうといわれたら、どう反応するでしょうか?

たとえば、月末締めの翌月払いのような支払方法が慣例化しているようなビジネスで、資金繰りの改善のために、「前払いでしかビジネスしないようにしてください」とアドバイスされたら、なんといって返すでしょうか?

「無理だ」「うちの業界ではできない」「そんなことしたら取引先なんていなくなる」

もしくは、先払いが当たり前のビジネスで、「支払は90日後でOKという保証をつけましょう」とアドバイスされたら、なんといって返すでしょうか?

「無理だ」「うちの業界ではそれは難しい」「そんなことしても、なんの意味もない」

 

もし、そのような返答が、業界の常識として正しいのであれば、チャンスです。

まさに、それを実行に移しましょう。

 

できない理由をあれこれ挙げるより、どうしたらできるようになるか考えましょう。

 

続きます。

 

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