戦略的な差別化とは4
戦略的な差別化とは4
今日も、ご覧になっていただき、ありがとうございます。
昨日は、差別化のため、業界の常識に反する行為をとることには、スモールビジネスオーナーとしての、覚悟と勇気が問われるということを書きました。
どんなに魅力的で、効果がありそうだとしても、業界の常識に反する行為、いいかえれば自分の常識の外に出るような行為には抵抗を感じます。
この抵抗を感じる理由は、いろいろな手法で説明されていますが、脳科学的、心理学的にいえば「コンフォートゾーン」から外れる行動になるからです。
「コンフォートゾーン」とは、自分が快適に思える領域のことをいい、「コンフォートゾーン」から外れた行動や状況におかれると不安やストレスを感じて、「コンフォートゾーン」に戻ろうという作用が働きます。
別な言い方をすると、「現状維持バイアス」が働いているからともいえます。こちらは行動経済学で、その名の通り現状を維持して、変化を回避する傾向をいいます。
差別化するという行為は、「現状維持バイアス」の抵抗に打ち勝ち、「コンフォートゾーン」から外れる行為になります。
これが、あなたも、競合も、差別化をやりたがらない原因です。
しかし、原因がわかると、よいことがあります。
原因がわかれば、対策が立てられるからです。
こと差別化において、わたくしのお勧めは、
「とりあえず、考えずに、小さくても、やってみる」ことです。
考えすぎないことです。
考えれば考えるほど、どうなるでしょうか?
現状維持バイアスが、せっせと「やらなくてよい理由」を集めて、
あなたを怖じ気づかせます。
ですから、思いたったら飛ぶのです。
気楽にテストしてみるのです。
続きます。