団塊・シニアをターゲットにしたB2Cマーケティング

さらにさらに、団塊世代・シニア層をターゲットにしたマーケティングについて。

今日はB2Cについて。先日は、
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スモールビジネスは、後だしジャンケンで十分です。
いま、なにが、団塊世代に受けているのかを注視して、追従してください。
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と書きましが、誤解がありそうなので、補足をいたします。

これは、文字通りには真に受けないでください。
大手、競合の真似をしなさいということではないです。
リサーチの基礎情報として、活用してください、ということです。

例えば、
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団塊世代はウォーキングが流行りだからと言って、ウォーキング関連商品・サービスを出せばなんでもOKかといえば、そんな甘くはありません。
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と書きました。

競合の真似をしたウォーキングの商品・サービスを提供しても、それは真似です。
「ぱくり商品・サービス」と思われておしまいです。

しかし、ウォーキングが流行っているという事実(それが事実ならば)と、そのためにどのような商品・サービスが受け入れられているのか、という情報は、十分に利用できます。

少なくとも、「そんなデータはないけど、団塊世代にテニスを提供したら受けるのではないか」というような仮説をもとにしたテストマーケティングをするよりは、ウォーキングが流行っているという事実に根付いたマーケティングをする方がよいですよね。

そのうえで、現在のウォーキングに関する商品・サービスで、団塊世代のニーズを満たせていないもの、不満を感じているところを突く、ないし補うようなものを提供できれば、自ずと競合とも差別化ができた商品・サービスが出来上がります。
不満がみつかれば、「ウォーキングで、○○にご不満な方へ」というようなコピーのヘッドラインのネタにも繋がります。

よくある反論「すべてのニーズは満たされている。不満などない」

これは間違いなく、思い込みです。
もし、その瞬間(たとえばウォーキングならばウォーキング中)に、不満がないとしても、ウォーキングする人を、ビデオカメラで録画したように、早送りや巻き戻しをして、その瞬間の事前や事後も観察してください。

よくある反論2「うちは商品・サービスを変更できない。作っているわけじゃない」

それこそ、マーケティングの出番です。
もし、提供する商品・サービスが変更できなくても、ツーステップマーケティングで最初にオファーするものを変えることはできます。
すると、そのような売り方をしている商品・サービスがなければ差別化はできます。

繰り返しになりますが、上記は、団塊世代向けマーケティングに対してのみいえることではなく、広くマーケティングで有効です。

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