戦略・戦術のチェックは行動に落とせるか

戦略・戦術のチェックは行動に落とせるか

 

大きなところでは、「新しい事業を立ち上げるぞ」というところから、小さなところでは、「この商品をもうちょっと売りたい」といったところまで、マーケティングの戦略・戦術について検討することはあると思います。

 

このときに、戦略や戦術の強度も大切ですが、最も重要なことは、次の行動に移せる内容かということではないでしょうか。

 

たとえば、「うちのよさは、品質のよさだ。これからは、もっと品質のよさで差別化していくぞ」ということを思いついたとします。

 

いつもならば、どの競合に対しての差別化だ、とか、品質がよくなると、誰にどんなよいことがあるのか、などのツッコミがあるところですが、今日のところはそれは脇においておきます。

 

「○○さ」「○○性」という、日本 ならではの曖昧なもので差別化をするとき、特にありがちなのが、「で、どうするの?」というところまで、戦略・戦術が、次の行動に落ちずに、満足してしまうというケースに陥りがちです。

 

思考や発想するために使用するツールやフレームワークは、基本的になんでもよい(本当はよくない)のですが、いろいろと、ああでもない、こうでもない、と検討した結果、次のアクションに繋がらないことを考えても、ただの自己満足で時間の浪費です。

 

戦術は戦略に従うと以前書きました。

逆の見方をすれば、戦術に繋がらない戦略を考えても無意味です。

そして、マーケティング戦術とは、つまりは具体的な打ち手です。

打ち手が決まると、行動計画が立てられます。

 

もし、色々な検討が前に進まないのだとしたら、もしくは具体化されない、計画にしても実行されないのだとしたら、考える順番と繋がりを見直してみましょう。

 

続きます。

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